2012年10月8日月曜日

化学は難しいか


私は、とある個人塾で高校三年生に化学と数学を教えている


これまであまり化学はやって来なかった子達なので、重要問題集で演習、授業で駿台文庫の原点からの化学シリーズを用いた解説をしている





重要問題集は、難関校合格に必要な最低限の演習をおさえるのに最適であり、原点からの化学シリーズは、ついつい覚えるだけに陥りがちな知識の理屈付けを、わかりやすい言葉で書いてあるため、化学の基礎を確固たるものとするのに最適である




公立高校では、化学2の範囲を受験直前まで終えないため、なんとなく苦手意識を抱いている人が多いようである


今回は、気体の範囲を教えたのだが、生徒の解き方を見ていると、問題文を読み自分の頭の中でトレース、適当に数字をいじって答えを出しているようだ



そこで私は大学受験の化学では、二段階の作業が必要だと教えた


問題文の整理 → 計算


の二段階である


よって、問題文の整理さえできてしまえば、数学と同じように計算をすれば簡単に答えを出せる


数学の文章題と同じである


しかし、生徒の感覚としては問題文を読むと同時に計算すると思っているので、必要以上の難しさを感じてしまっているというカラクリだった



当初の話に戻り、気体範囲の話をする


大学受験の化学において、必要なのは気体の状態方程式だけである


$pV = nRT$


問題文に出てきていない数値に、適当な記号をおけば簡単な一次方程式で解ける


これを示すと、生徒は「簡単じゃないか」と言い、化学に対する苦手意識を少し和らげてくれた


嬉しい限り



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